「浦和を打ちのめした」 韓国メディアがACL決勝に注目、アル・ヒラルの「圧倒的な試合」

浦和はACL決勝第1戦を落とした【写真:AP】
浦和はACL決勝第1戦を落とした【写真:AP】

浦和が敵地でのACL決勝第1戦で0-1敗戦 アル・ヒラルに圧倒された内容を韓国メディアが指摘

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦が現地時間9日に行われ、浦和レッズはアウェーでアル・ヒラル(サウジアラビア)に0-1で敗れた。

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 日本のクラブが3年連続でACL決勝に勝ち進んだこともあり、韓国メディアもこの一戦に注目。韓国のスポーツ専門サイト「SPOTVニュース」は、「圧倒的な試合だった。アル・ヒラルは70%に肉薄するボールポゼッションを記録し、浦和を打ちのめした。シュート数も20本を超えるほど、浦和ゴールを乱打した。浦和は枠内シュートが1本しかなかった」とし、ボールを持ちながら細かくつなぐ日本のスタイルが崩れ、一方的な試合展開になったと報じた。

 試合は後半15分、アル・ヒラルが右サイドからクロスを送ると、MFアンドレ・カリージョがヘディングで押しこんで先制。その後もアル・ヒラルの猛攻は続いたが、どうにか浦和が凌ぐ試合展開となった。

 アル・ヒラルにはタレントが揃っていた。元イタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコ、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス、ペルー代表としてロシア・ワールドカップにも出場したカリージョ、サウジアラビア代表MFサレム・アルダウサリなど実力者がスタメン入り。今夏までFC東京に在籍していた元韓国代表DFチャン・ヒョンスも先発出場した。

 韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」も「先制点を奪われた浦和は、すべての交代カードを切ったが、試合の流れと結果を変えられなかった」と、浦和が終始劣勢を強いられたことについて強調していた。

 第2戦は24日、浦和のホーム埼玉スタジアムで行われるが、2点差以上での勝利が求められ、1-0なら延長戦へ突入となる

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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