元スペイン代表MFシャビ、監督1年目の苦戦で暗雲 ファンからまさかの“解任要求”
カタールのアル・サッドで指揮、不甲斐ない戦いぶりにファンが反応
かつてバルセロナのゲームメーカーとして君臨した元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、自身にとって初となる指導者キャリアをカタールのアル・サッドの地で踏み出している。しかし、ここ最近の振るわない成績によって、ファンから“解任要求”を浴びることになってしまったようだ。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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シャビは今夏限りで現役プレーヤーとしてのキャリアを終え、プレーしていたアル・サッドでそのまま監督として残ることになった。就任当初はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を順調に勝ち上がるなど上々の出発に見えたが、ここにきて暗雲が漂っている。
先月のACL準決勝でアル・ヒラル(サウジアラビア)相手に敗戦を喫し、2011年以来となるアジア王者の座を逃した。それと並行して行われている国内リーグ戦でも芳しくない成績が続き、現地時間3日のアル・ドゥハイル戦では1-4。リーグタイトルを争うライバル相手に完敗を喫した。
これから6日後に行われたカタールSC戦でもチームは精彩を欠き、前半だけで2失点を許す展開に。同紙によるとこの不甲斐ない戦いぶりに、アル・サッドのファンは我慢できず、ピッチに向けて「シャビ・アウト!」というコールが起きたのだという。
試合は結局0-3で完敗。それでも同紙は「シャビの立場は脅威には晒されていない。スペイン人は選手として持っている経験が、今なおクラブ内で高く評価されている」と記す一方で、消化試合数は少ないながら「首位のアル・ドゥハイルに勝ち点11差をつけられているため、ある程度プレッシャーをかけられている」と現状を分析している。
シャビ率いるアル・サッドは開催国枠で12月開幕のクラブワールドカップに出場する。そこまでに稀代の司令塔はチーム再建をなせるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)