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モウリーニョがマンU次期監督に基本合意か 英紙が次節の結果次第でファン・ハール更迭と報じる
衝撃的な大物監督の交代劇は実現するのか
チェルシーの監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が、同じプレミアリーグのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドの次期監督として基本合意したと、英紙「サン」が報じている。
ルイス・ファン・ハール体制2季目となった今シーズンのユナイテッドは、リーグ第17節終了時点で勝ち点29の5位と苦戦。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージを突破できずに、3位でUEFAヨーロッパリーグに回った。直近のゲームでは、本拠地でノーウィッチに敗れ、強烈な批判を浴びせかけられている。
同紙は、ユナイテッドのアメリカ人オーナーであるグレイザーファミリーは、26日に行われる次節のストーク戦をラストチャンスとしていると報じ、ファン・ハール監督の解任に踏み切った場合は、すでに基本合意しているモウリーニョが次期監督としてオールド・トラッフォードに君臨すると報じている。
オーナーサイドはCL出場圏内である4位以内が今季の最低条件と掲げ、就任以来3億ポンド(約540億円)を使用しているファン・ハールの手腕に疑問符をつけているという。しかし、大きなギャンブルは難しいと考えているため、ストーク戦でチームに改善の兆候が見られるかどうかの最終確認を行うとしている。
大物監督がビッグクラブを渡り歩くのは日常茶飯事の光景だが、シーズン中に同国内でこういった監督交代が起これば、非常に珍しいケースになる。しかも二人は、ファン・ハール監督がバルセロナを指揮していた時に、モウリーニョ氏がアシスタントコーチを務めていた間柄だ。果たして、ユナイテッドはどのような決断を下すのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images