アルゼンチンが生んだ英雄への常識外れの行動を断罪

　リバープレートのロドルフォ・ドノフリオ会長が21日、成田空港でクラブワールドカップ決勝で敗れたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに、唾を吐きかけたサポーターを「愚か者」と断罪している。米テレビ局「FOXスポーツ」が報じている。

　メッシは尿管結石の激痛を乗り越え、20日の決勝戦で復帰。母国の名門との一戦で華麗な先制点を決めるなどの活躍を見せ、3−0の勝利に貢献した。試合翌日、バルセロナに戻るために出国手続き中のスターはリバープレートサポーターと遭遇。挑発や侮辱を受けた上に、唾を吐かれる事態となった。

　この騒動が全世界に報じられると、ドノフリオ会長もサポーターの蛮行に激怒した。

「柔らかく言えば、どの世界にも愚か者がいるということだ。メッシがファンと空港でトラブルに巻き込まれたとのニュースを読んだが、メッシはアルゼンチンフットボール界最高の選手。しかも、彼は紳士だったではないか。ゴールを決めた後、謝罪の意味で手を挙げていただろうに」