アーセナル監督、キャプテン剥奪のジャカに言及 「もう一度プレーするか分からない」
エメリ監督がファンへの暴言騒動のジャカに言及「プレーするのにいい状態ではない」
アーセナルのウナイ・エメリ監督は、ファンへの暴言騒動でキャプテンの座を剥奪されたスイス代表MFグラニト・ジャカが今後プレーするかどうかは定かではないと語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
ジャカはプレミアリーグ第10節のクリスタル・パレス戦(2-2)で、後半途中に交代。その際にブーイングを浴びると、それに反応してファンを煽るような振る舞いをしながらピッチを去り、ユニフォームも脱いでベンチではなく、ロッカールームへと直行した。ジャカはファンへの暴言も口にしていたようで、これが大きな波紋を呼んだ。
その後、エメリ監督はチームキャプテンをジャカからガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンに変更すると発表。渦中のジャカは、クリスタル・パレス戦の後の公式戦3試合をすべて欠場している。
現地時間9日にレスターとの一戦を控えるなかで、前日会見ではエメリ監督にジャカの起用について質問が飛んだ。指揮官は「まだ決めていない」と前置きしたうえで、「火曜日に彼と今の気持ちについて話した。彼は懸命にトレーニングしているが、今はプレーするのにいい状態ではないと言っていたよ。我々は待つしかない」とジャカがメンタル的にプレーできる状態でないことを明かした。
エメリ監督は「我々はジャカのような選手が必要」と主張しているものの、「彼がもう一度プレーするのかは分からない」と復帰できるかどうかは未定だと語っている。指揮官はジャカが心身ともに100%の状態に戻れば再び起用する意思があるようだが、一部メディアではクラブが冬の移籍市場でジャカの売却を目指しているとも報じられた。
エメリ監督からの信頼は厚いジャカだが、現在はプレーが困難な状況だ。再びアーセナルの一員としてピッチに立つ機会は訪れるのだろうか。