ミラン番記者が2015年最終戦で1アシストの本田を称える 「チェルチより1000倍優秀」

「次節のボローニャ戦も先発すべきだ」

 後半3分、本田に決定機が訪れた。ペナルティエリア手前のやや右サイドで、MFリッカルド・モントリーボに強く要求してボールを受けた本田は、左足アウトサイドでパスを出して縦にスプリント。DFイニャツィオ・アバーテからのリターンパスを受け、やや角度が狭いながらもGKと1対1の決定機を迎え右足を振り抜く。だがボールは、ゴール左ポストの脇に逸れていった。本田は珍しくゴールポストを蹴りつけるような所作で悔しさをアピール。1年以上、リーグ戦でのゴールから遠ざかっている本田にとっては千載一遇のチャンスだった。

 それでも、今日の本田のパフォーマンスについて、ヴィンチ記者は高く評価している。

「しかし、今日はアシストをして、よく闘っていた。動きも良かった。来年1月6日のボローニャ戦も本田が先発しなければならない。チェルチよりも本田は1000倍もいい。なぜなら、ボナベントゥーラとベルトラッチと本田が共存できれば、チームのバランスを高めることができるからだ」

 チェルチは独力での突破と強烈な左足という武器を持つ右サイドハーフのライバルだが、パフォーマンスの波が激しい。最近先発した試合では不調が続いていた。新年初戦のボローニャ戦ではチェルチではなく、復活の兆しを見せる本田が先発すべきと主張していた。

 

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