ミラン番記者が2015年最終戦で1アシストの本田を称える 「チェルチより1000倍優秀」
決定機を外した場面には苦言も、動きの良さと闘う姿勢を評価
ACミランの日本代表MF本田圭佑は、20日の敵地フロジノーネ戦で同点アシストを決める活躍を見せ、4-2と勝利を飾った。リーグ戦で12試合ぶりに先発出場となった背番号10に対して、地元メディアからはポジション争いを続けているイタリア代表MFアレッシオ・チェルチより「1000倍優秀」との声も飛び出しており、2016年初戦となる1月6日の第18節ボローニャ戦では2試合連続での先発を予想されている。本田は2015年最終戦で、評価を高めた格好だ。
右サイドハーフという本職で先発した本田は、降格圏の18位に低迷しながら、ホームでは4勝1分3敗と勝ち越していたフロジノーネを相手に奮闘した。地元テレビ局「7ゴールドTV」のミラン番記者パオロ・ヴィンチ氏は、リーグ戦で今季初めて躍動した本田をこう称えている。
「本田のプレーに満足している。ジェノアでのイタリア杯サンプドリア戦後、本田は今日の試合で先発すると私が予測したが、その通りになった。いいプレーをした」
もっとも、あってはならないミスもあったと指摘。「0-1の状況で訪れた決定機を外したのはセンセーショナルだった。あれは決めなければならないゴールだった」と、ヴィンチ記者は語っている。