柿谷曜一朗の“天才的な閃き”に栄誉 “20m弾丸ミドル”がJ1月間ベストゴール受賞「美しい」
第29節の札幌戦で決めた圧巻のゴール 「ハイテクニックシュート」と称賛
Jリーグは8日、「10月度月間ベストゴール」を発表し、J1からはセレッソ大阪の元日本代表FW柿谷曜一朗が、10月18日に行われたリーグ第29節の北海道コンサドーレ札幌戦で決めた、“20mダイレクト弾丸ミドル”が選出された。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
アウェーの札幌ドームでの一戦に5試合連続でスタメン出場した柿谷は、前半6分に輝きを放つ。敵陣中央で縦パスを受けたMF奥埜博亮がワンタッチで右サイドにはたくと、浮いたボールをFWブルーノ・メンデスがヘディングで奥埜に落とす。ペナルティーエリア手前で前を向いて受けた奥埜は、2タッチ目で左にボールを流すと、フリーで待ち構えた柿谷がダイレクトで右足を一閃。ゴールまで約20メートルの距離から放たれた一撃は、緩やかなカーブを描きながらゴール右上に突き刺さった。
チームを1-0の勝利に導いたゴールは、柿谷にとって4月5日の第6節川崎フロンターレ戦(1-1)以来の得点。じつに約半年ぶりとなる復活ゴールは、海外メディアでもゴラッソとして紹介されたが、今回Jリーグ公式も10月の「月間ベストゴール」として認定した。
「美しい弧を描いてゴールに吸い込ませたハイテクニックシュート」と紹介された一撃について、選考委員を務めた原博実氏は「味方から落とされたボールをダイレクトでひと振り。ボールは美しい放物線を描いて、ゴールに吸い込まれていった。美しいゴール」と称えた。
柿谷本人も、Jリーグを通じて「流れが良かったのでゴールを狙えるかなと思っていました。最初のシュートシーンだったので、思い切ってシュートした結果、トレーニングしてきた通り崩せた形でゴールできて良かったです」とコメント。チームは現在、首位と勝ち点9差の6位で上位争いを繰り広げているが、チームの“顔”である柿谷は再び輝きを放てるだろうか。