不振を極めるマンUが、54億円でレスター”最強コンビ”の一角を強奪か
リーグ2位の13得点と大ブレイク中のマフレズを狙う
公式戦6試合勝利なしと不振のマンチェスター・ユナイテッドが、来年1月の巻き返しに向けて首位レスターを牽引するアルジェリア代表MFリヤド・マフレズを強奪するために、移籍金4100万ユーロ(約54億円)での強奪計画を進めている。フランスのテレビ局「テレフット」が報じている。
マフレズは今季プレミアリーグ屈指のブレイクを果たしている。2014年1月にフランス2部ル・アーブルからわずか40万ポンド(7200万円)の移籍金でレスターに加入。そして今季、リーグ2位の13ゴールを記録している。 15得点のイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとともに、首位レスターを牽引する原動力となっている。
すでにマンチェスター・ユナイテッドとトットナムはマフレズ獲得に54億円のオファーを出しているという。レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は「ヴァーディとマフレズを放出しない」と明言。1月の移籍市場でエースを慰留する方針を明らかにしたばかりだが、ユナイテッドは今季得点力不足に苦しんでいる。わずか1年間で、53億円も価値を高めた格好のマフレズ獲得に対する赤い悪魔の執念は壮絶なものがある。UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出に失敗したルイス・ファン・ハール監督は、最近の公式戦6試合で白星なし。成績不振から、解任の可能性も浮上している。
ユナイテッドはマフレズ獲得を実現し、得点力不足という負の連鎖を断ち切ることができるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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