「度肝抜くシーン」 急造GKウォーカー、シティ救う“ガニ股キャッチ”に英注目「新たなNo.1」

シティDFカイル・ウォーカーがゴールキーパーとして出場【写真:Getty Images】
シティDFカイル・ウォーカーがゴールキーパーとして出場【写真:Getty Images】

CLアタランタ戦でエデルソン交代、ブラーボ退場… ウォーカーをGKで緊急起用 

 マンチェスター・シティは現地時間6日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でアタランタと対戦し、敵地で1-1と引き分けた。この日は途中出場のチリ代表GKクラウディオ・ブラーボが一発退場となったことで、イングランド代表DFカイル・ウォーカーが守護神として緊急起用。英メディアも「シティの新たなNo.1?」「度肝抜くシーン」と注目を寄せている。

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 今季はCL3戦全勝でグループ首位に立っているシティは、前半7分にイングランド代表MFラヒーム・スターリングがネットを揺らし、幸先良く先制点を奪う。試合の主導権を完全に握る展開で、ブラジル代表GKエデルソンが筋肉系の負傷を抱えていたこともあり、ペップ・グアルディオラ監督は後半頭からブラーボに途中交代。しかし、早々の後半4分に同点弾を許してしまう。

 そして1-1で迎えた後半36分、シティにとって最悪のシナリオがピッチで描かれることになる。カウンターを受ける場面、アタランタにロングパス1本で裏を取られると、ペナルティーエリアを飛び出したブラーボが相手FWヨシップ・イリチッチを転倒させてしまう。決定機阻止として主審はブラーボにレッドカードを提示し、一発退場となった。

 GK不在のため、ペップはウォーカーを守護神として起用することを決断。ペナルティーエリア手前からのFKというピンチの中で送り込まれたが、鋭いグラウンダーのシュートをガニ股の姿勢でがっちりとキャッチし、窮地を救った。その後もアタランタの猛攻に遭うが、ウォーカーを筆頭に守備陣が耐え切り、敵地から勝ち点1を持ち帰った。

 英メディアは守護神ウォーカーに注目。英公共放送「BBC」は「シティの新たなNo.1?」と取り上げると、英紙「デイリー・メール」は「ウォーカーは両GKよりもセーブを生み出した」と、この試合に関してエデルソンやブラーボよりもセーブ回数が多かったことを説明している。

 また、英サッカー専門サイト「One football」は「ウォーカーがゴール前に立つ度肝抜くシーン」と見出しを打ち、「絶対的に愛すべきシーンとなった。ひょっとしたらアンフォールドで先発も?」と、今週末に迫るプレミアリーグ首位リバプールとの天王山でも守護神としての抜擢にプッシュするジョークも交わされていた。それでも、ウォーカーがCL無敗を維持するうえで大きな貢献を残したのは間違いないだろう。

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