英雄マラドーナ、娘の「体の中から蝕まれている」発言に反論 「まったく死にかけてない」

娘に「穏やかに眠ることができている」と反論したマラドーナ氏【写真:Getty Images】
娘に「穏やかに眠ることができている」と反論したマラドーナ氏【写真:Getty Images】

娘のジャンニーナさんがSNSで投稿、父マラドーナ氏が反応

 アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏が、娘の「父が体の中から蝕まれている」との発言に対し、“マラドーナ流”の反論を見せた。英衛星放送「スカイ」が伝えている。

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 現役時代はバルセロナやナポリでプレーしたマラドーナは、アルゼンチン代表として1986年にメキシコ・ワールドカップ(W杯)を制覇。97年に現役を引退した後は、2008~10年にアルゼンチン代表の指揮を取り、翌年にはUAE1部アル・ワスルの監督に就任。17年にはUAE2部アル・フジャイラ、18年からはメキシコ2部ドラドス・デ・シナロアを率いていたが健康上の理由で辞任し、現在は母国のアルゼンチン1部ヒムナシアの指揮を執っている。

 そんなレジェンドの反感を買ったのは、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの元妻で、マラドーナ氏の娘であるジャンニーナさんのこんなSNSの投稿だった。

 ジャンニーナさんは先週、ソーシャルメディアで「彼は死なない。なぜなら、彼の体が生きることを決めたから。体の中から蝕まれているけど、彼はそれに気がついていない。普通のパラメーターというものは信じないけど、彼が受けるに値する現実からはかけ離れている。彼のために祈って」と不可解なメッセージを投稿。地元メディアは、この“彼”が父を示していると報じている。

 さらに、「巨大なライオンと一緒に写真を取らせてくれた動物園のことを覚えてる? あなたは檻の中に入り、ライオンをハグしようとしてたけど、彼らはそのライオンに薬を飲ませていたのよ。そうでなければ、野獣を手懐けることはできないわ」とも投稿し、最後には幼少期の自分と父マラドーナ氏が手をつないでピッチに向かう写真も載せていた。

 この投稿を受けて、マラドーナ氏はYouTubeの動画で「私はまったく死にかけていない。仕事のおかげで、穏やかに眠ることができている」と反論。ジャンニーナさんの発言にどのような意図があったのか分からないとし、「歳を取ると、人々はその人が今何をしているかよりも、何を遺してくれるかを心配するものだ。君たち全員に教えられるのは、私は何も遺さない。遺産は寄付する。自分の人生で手にした全てのものを寄付する」と続けた。

 過去に長期にわたりアルコールやドラッグと戦い、今年7月には膝の手術も受けていたマラドーナ氏。しかし、「今のところは」と前置きしつつ、「とても健康的だ。とてもね」と述べ、命の危機には瀕していないことを強調していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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