リオ五輪世代の”切り札”浅野がベストヤングプレーヤー賞 「くじけず、ひたむきに、貪欲に」と慢心なし
「今年だけで終わったら意味はない」
「今年、自分としてはすごく成長できたシーズンだと思います。だけど今年だけで終わったら意味がないと思います。来年につなげないと意味がないと思う。難しくなると思いますけど、それでも自信を持って、前を向いてプレーしていければなと。必ずぶち当たる壁というものがあると思いますけど、そこでくじけず、ひたむきに、貪欲に頑張っていきたい」
50メートルを5秒9で走る圧倒的なスピードで、試合の流れを一変させるスーパーサブとして活躍した1年だった。しかし、来季はレギュラー奪取という目標も視野に入れての戦いとなる。ポジションを争うライバルには、中山雅史に並ぶJ1通算最多タイとなる157得点の記録を持つFW佐藤寿人ら実力者が広島には存在する。「まずは結果を残してチームの勝利に貢献するところを目標にしたい」と語る浅野が目指すのは、さらなる高みだ。
「僕にはまだ伸ばすところがたくさんある分、頑張れる。さらに上を目指していきたい」
J王者の誇る韋駄天は、さらなる成長と成功を見据えて来季の活躍を誓った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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