U-17日本代表がメキシコに0-2敗戦 西川ら攻撃陣沈黙、4大会ぶり3度目のU-17W杯8強逃す
ボールを保持するも攻めきれず後半に2失点 韓国が待つ準々決勝に進出できず
U-17日本代表は現地時間6日、ブラジルで開催中のU-17ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦に臨み、0-2で敗れた。2011年以来4大会ぶり3度目のベスト8進出を目指したが、この日は攻撃陣が沈黙。後半に奪われた2点が最後まで重くのしかかり、前日にアンゴラを1-0で下していた韓国との準々決勝に駒を進めることはできなかった。
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森山佳郎監督率いる日本は、グループリーグ初戦で欧州王者オランダを3-0で撃破して波に乗ると、第2戦でアメリカに0-0と引き分けるも第3戦でセネガルを1-0で破り、「死の組」と呼ばれたD組を1位通過。4得点無失点という堂々たる内容を見せ、ラウンド16でF組3位通過のメキシコと対戦することになった。
ここまで2得点2アシストをマークしているエースのFW西川潤(桐光学園高/セレッソ大阪内定)、オランダ戦で殊勲の2ゴールを奪ったFW若月大和(桐生第一高/湘南ベルマーレ内定)らが先発した日本だったが、序盤は動きに硬さが見られた。何度か攻め込まれるシーンを作られるも、GK鈴木彩艶(浦和ユース)が好セーブを見せて事なきを得る。日本も徐々にチャンスを作るようになり、前半36分には抜け出したMF三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)がシュートを放つシーンを作ったが、ゴールには至らず。前半のシュート数は日本の3本に対しメキシコ9本と、やや押し込まれる展開のなかでゲームを折り返した。
後半は立ち上がりから日本がボールを保持し、敵陣でゲームを進めていく。だが後半12分、メキシコに2本連続でCKを与えると、最後はゴール前でMFエウジェニオ・ピッツートに押し込まれ失点。日本は今大会初失点を喫し、1点を追うことになった。
その後は守備に比重を置き始めたメキシコを相手に、日本がさらにボールを保持していく。同19分にはゴール前でフリーになった若月がチャンスを得るも、シュートはGK正面。同28分にも右サイドのクロスからゴール前に若月が走り込むも合わせられず。その直後の同29分、カウンターからメキシコFWサンティアゴ・ムニョスに強烈な一撃を叩き込まれて0-2とされた。
苦しくなった日本はボールをキープこそするものの、敵陣で迫力のある攻撃を展開できず。試合は0-2のまま終了し、日本はMF久保建英(マジョルカ)らを擁した前回2017年大会に続きベスト16でU-17W杯を終えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)