日本人最多の最優秀監督賞を受賞 選手を讃え、自らの功を誇らない「森保マジック」の源流
日本人最多の最優秀監督賞を受賞 選手を讃え、自らの功を誇らない「森保マジック」の源流
元鹿島のオリベイラ監督と並ぶ最多受賞タイ
日本が誇る名将への階段を順調に歩んでいる。2015年のJリーグアウォーズが21日、東京都内のホテルで開催され、広島の森保一監督が最優秀監督賞を受賞した。3回目の受賞は、鹿島を率いたオズワルド・オリヴェイラ氏と並ぶ最多タイで、日本人としては最多の受賞となった。
「選手、スタッフ、チーム一丸、クラブ一丸となって戦って結果を出していただいた賞だと思う。みんなの象徴として、この賞をいただきたい。我々の活動を応援していただいている株主、スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆さん、いろいろな人に支えられて我々が活動して得た結果。皆さんに、ありがとうございますという言葉をお伝えできればと思います」
常に周囲への気配りを忘れない森保監督らしく、感謝の言葉を口にした。
今月に入ってからのJリーグチャンピオンシップ、クラブワールドカップでの過密日程が記憶に新しいが、広島にとっては年間を通して過酷なスケジュールと向き合うシーズンでもあった。春先はアジアチャンピオンズリーグとリーグ戦を並行して戦い、秋以降はヤマザキナビスコカップや天皇杯での戦いもあった。その一方で、昨季の主力だったFW石原直樹が浦和へ、MF高萩洋次郎がFCソウルへと移籍。チーム再建というテーマに挑むシーズンだった。