キャプテン剥奪のアーセナルMFジャカ、来年1月の移籍市場で放出の可能性が浮上
10月のクリスタル・パレス戦でキャプテンらしからぬ振る舞いが波紋
アーセナルの前キャプテン、スイス代表MFグラニト・ジャカが来年1月の移籍マーケットで放出される可能性が浮上している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
ジャカは現地時間10月27日に行われたプレミアリーグ第10節クリスタル・パレス戦(2-2)でのキャプテンらしからぬ振る舞いが大きな波紋を呼んだ。後半16分に途中交代でピッチから立ち去る際にブーイングを浴びると、不満を露わにしてファンを煽るような挑発的な態度をとり、ユニフォームを脱いでベンチではなくロッカールームへと下がった。さらにその際にファンに対して「失せろ」と暴言を吐いていたという。
この件はメディアでも大きく取り上げられ、ジャカはその後にSNSを通じて自身の振る舞いを謝罪していた。5日、ウナイ・エメリ監督は話し合いの末、ジャカからキャプテンの座を剥奪したことを発表。ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンがアームバンドを引き継ぐことに決まった。
そんなジャカにはさらに1月の移籍市場での放出まで噂されている。エメリ監督には記者会見で「もう一度ジャカがアーセナルでプレーするのか?」という質問を報道陣から受けたが、「土曜日には非常に重要な試合を控えている。我々はいくつかの決断を下す必要がある。私が集中しているのは明日の試合のことだけだ」と答え、深くは言及しなかった。
記者からの追求にも、「彼が明日プレーするかどうかを念頭には置いていない」と繰り返し、それがジャカの去就に関してさらなる憶測を呼ぶ結果となっているようだ。
前述のクリスタル・パレス戦後は、公式戦2試合続けて欠場しているジャカ。キャプテンの座も失い、苦しい立場に置かれているが、再びアーセナルの一員としてピッチに立つことはあるのだろうか。
page1 page2