「ナンセンスだ」 ジダン監督、ベイルの移籍話を再否定「シーズン終了まで残って…」
CLガラタサライ戦のベンチ外扱いは「まだ回復しきっていない」と状態を説明
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、去就問題が過熱しているウェールズ代表FWギャレス・ベイルの残留希望を改めて強調した。噂にあがる来年1月の放出については、「ナンセンス」ときっぱり否定している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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ベイルは夏に続き、中国クラブへの移籍の可能性が浮上。開幕当初はレギュラーだったものの、怪我もあって徐々に出場機会が減少したことで、クラブ側やジダン監督とベイルの関係が悪化しているとも伝えられている。
そうしたなかで、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ガラタサライ戦を前に、ジダン監督はベイルに残留してほしいと明確なメッセージを送っている。
「ギャレス(ベイル)にはシーズン終了まで残ってほしい。私が彼を1月に移籍させたがっていると言う人がいるが、それはナンセンスだ」
ベイルとの関係が良好であると再三にわたってコメントしていたジダン監督は、改めてベイルの残留を強調。ガラタサライ戦もメンバー外となったが、指揮官は「単純な話だ。まだ回復しきっていない」とコンディションがまだ100%でないことを理由に挙げている。
10月の代表戦で負った怪我の影響から欠場が続いているベイルだが、5日に発表された最新のウェールズ代表メンバーに名を連ねており、欧州選手権(EURO)予選には出場する可能性がある。ジダン監督はこれについても、「ウェールズには彼を招集する権利がある」と代表チームの決断を尊重。いずれにしろ、ベイルとの間に問題はまったくないことを繰り返し主張している。
「我々は良好な関係で、毎日『良い一日を』と言い合っている。私は本当に選手たち全員を愛している。この夏からベイルとの間には何も起きていない。あなたたち(メディア)は同じことを言うのをやめたほうがいい。彼が試合終了前に(スタジアムから)立ち去ったことについて聞いても仕方がない。なぜなら、同じことを私もしていたからだ」
ベイルはスタンド観戦となった直近のリーガ2試合で試合終了を待たずにスタジアムを後にして帰宅していたことが話題になった。いずれもクラブのポリシーに反したものではないが、去就報道が過熱もあって、メディアではさまざまな憶測が広がっていた。しかし、ジダン監督は因果関係のない報道を真っ向から否定していた。