本田は強さと効率性を兼ね備えた「ディーゼル車」 伊紙が総合力でライバルを上回ると称賛
ガゼッタ紙の採点はチーム最高タイの7点 「明晰で持続性もある」
ACミランの日本代表MF本田圭佑が、4-2で勝利した敵地フロジノーネ戦の後半5分にノールックで同点アシストを決める活躍を見せた。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、この試合での最高タイとなる高評価を与える一方、本田のプレーを「ディーゼル車」と評している。
「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラと並ぶ最高評価の7点を本田に与えている。
「日本人は『ディーゼル車』だ。チェルチよりスピードは少ないが、より明晰だ。持続性もある。素晴らしいアシストをノールックでアバーテに送った。イニシアチブを数多く取った。ゴールさえも試み失敗したが、このシュートは悪くなかった」
この日、出番なしに終わったイタリア代表MFアレッシオ・チェルチの、圧倒的な突破力とは裏腹にミスの多さが目立つ姿に比べて、本田の効率的なプレースタイルが評価されたのだろうか。
力強さと燃費の良さが魅力とされる「ディーゼル車」と評された本田。右サイドで周囲との絶妙な連携を誇り、アシスト、攻撃での仕掛け、ゴールへの狙いを高く評価されている。一方、チーム最低点はDFロマニョーリ、デ・シリオ、MFベルトラッチの5.5点となっている。
12試合ぶりの先発復帰で、本田は定位置奪回の足がかりを掴むことに成功したようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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