バルサDFピケ、スコアレスドローに危機感 「このレベルではCLで優勝するのは難しい」

危機感を抱いているバルサDFピケ【写真:Getty Images】
危機感を抱いているバルサDFピケ【写真:Getty Images】

メッシのシュートがバー直撃、ビダルがネットを揺らすもオフサイドでノーゴール判定

 バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節スラビア・プラハ(チェコ)戦に臨み、ホームで0-0のスコアレスドローに終わった。グループ首位こそキープしたものの、この組でアウトサイダーと見られた相手に勝ち点1にとどまったことに、元スペイン代表DFジェラール・ピケも危機感を抱いている。

 直近のリーガ・エスパニョーラ、レバンテ戦で8分間で3失点して敗戦したバルサは、この日もどこか噛み合わなかった。スラビア・プラハに何度かシュートチャンスを創出される一方で、前半35分にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが放ったシュートはクロスバーに直撃するなど先制点を奪えない。

 後半に入ってもメッシからの折り返しをチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが決めたかに見えたが、メッシがオフサイドだったとしてノーゴール判定。その後の猛攻も実らず、タイムアップの笛を聞いた。

 スラビア・プラハに対しては、第3節のアウェーマッチでも2-1ながら薄氷を踏む展開。それもあってか、スペイン紙「マルカ」によると、ピケが試合後のインタビューでこのように語ったのだという。

「僕らは思い通りのプレーができていないけど、ラ・リーガとチャンピオンズリーグ両方の順位表自体はいい状況にいる。結果は悪くないもので、もっといいものがあったかもしれないけど、冷静に改善していかないと。このレベルでプレーしていると、チャンピオンズリーグで優勝することは難しい」

 今節はドルトムントとインテルの星の潰し合いだったため、勝ち点差を突き放すチャンスだったが3位インテルとの勝ち点差は4と、楽観はできない状況にいる。またスラビア・プラハ戦で警告を受けたピケは、次戦ドルトムント戦も出場停止となった。

 首位にいるとはいえ、どこか乗り切れないバルサ。「できるだけこの状況を素早く解決しないと」と語るピケの言葉は、どこまで響くだろうか。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング