浦和が痛恨の2連敗で“J1残留”に暗雲… 2-0勝利の川崎、2連勝で逆転優勝に望みつなぐ
過密日程のなか浦和はターンオーバーが奏功せず 中4日で敵地のACL決勝へ
浦和レッズは5日、川崎フロンターレをホームに迎えたJ1リーグ第32節の前倒し開催で、MF脇坂泰斗のミドルと途中出場のFW小林悠に追加点を決められ、0-2で敗れ2連敗となった。
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浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のサウジアラビア遠征を控え、この試合でACL準決勝第2戦の広州恒大(中国)戦に出場したのはGK西川周作のみというターンオーバー起用。一方の川崎も中2日のタイトな日程のなかで、前節が出場停止だったDF谷口彰悟、DF車屋紳太郎、MF家長昭博の3人が復帰した。
前半は川崎がかなりの時間でボールキープして主導権を握る展開になった。そのなかで最初のビッグチャンスは前半24分、脇坂のコーナーキックに走り込んだ谷口がヘディングで合わせたが、シュートはクロスバーを直撃した。攻めあぐねる感のあった川崎だが迎えた同35分、ゴール正面の位置でターンした脇坂が右足を振り抜くと低弾道のミドルがゴールに突き刺さり、川崎が先制に成功してハーフタイムを迎えた。
後半に入ると立ち上がりの2分、川崎は家長のラストパスにFWレアンドロ・ダミアンが抜け出して右45度付近から西川と1対1になったが、シュートを大きく外して決定機を逸した。その後は、全体に浦和がボールを持って攻め込む展開になった。
そのなかで浦和は同4分、MF柏木陽介のパスを受けたFWマルティノスがペナルティーエリア内の右サイドでターンして左足で巻くようなシュートを狙ったが、ゴールポスト直撃でゴールならず。その後も浦和がボールを持つ時間が長かったが、なかなかゴール前を攻略するには至らなかった。
そうしたなかで迎えた同33分、後半から右サイドバックにポジションを変えていたMF守田英正がペナルティーエリア外の右45度付近でボールを持つと、ゴール正面へアーリークロス。これを相手DFの背後から飛び出してきた小林がヘディングで決めて2-0とリードを広げ、試合を決定づけた。
試合はこのまま2-0で川崎が勝利して2連勝、優勝争いに望みをつなぐ勝ち点3を手にした。一方、2連敗で勝ち点を「36」から伸ばせなかった浦和は、J1残留争いで周囲の勝ち点状況が気になる状態から脱せず。そのまま今夜のうちに中東入りして、サウジアラビアで現地時間9日に迎えるACL決勝の第1戦に臨む。