脱臼骨折の重傷を負ったエバートンMFゴメス　同胞のロナウドは「より強くなって…」

　エバートンのポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスは現地時間3日、プレミアリーグ第11節トットナム戦（1-1）の後半34分、相手の韓国代表FWソン・フンミンから危険なスライディングタックルを受け、負傷交代を余儀なくされた。ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、重傷を負った同胞の後輩ゴメスにエールを送っている。

　今季開幕から3勝1分6敗と下位に沈んでいるエバートンは、ホームにトットナムを迎えた。後半18分に先制点を献上するも、同アディショナルタイムにトルコ代表FWジェンク・トスンが土壇場で同点弾を決め、勝ち点1を手にした。

　一方、この試合でショッキングなアクシデントが生じた。後半34分、左サイドでボールを持ったゴメスが、後方からソン・フンミンにスライディングタックルを受け、バランスを崩すと、前方のトットナムDFセルジュ・オーリエに衝突してピッチに転倒してしまう。

　主審は最初、ソン・フンミンに対しイエローカードを提示したが、倒れたゴメスは右足首が不自然な方向に曲がり、あまりの激痛で絶叫。両チームの選手たちは頭を抱え、ショックを隠しきれない様子だった。想像を超える深刻な事態に、レッドカードへと変更されるも、ソン・フンミンは重傷を負わせた責任の重さに動転し、涙を流しながらピッチを退いていた。

　病院に直行したゴメスは、右足首の脱臼骨折と診断された。長期離脱が予想されるなか、同胞のロナウドは自身の公式インスタグラムのストーリーに、「ゴメスは早期回復し、より強くなって帰ってくるだろう。大きなハグを」と文章を添えて投稿した。

　英メディア「スポーツ・バイブル」は「ゴメスのゾッとする重傷を受け、ロナウドが感動的なメッセージを送った」と取り上げている。プレーするリーグこそ違えど、後輩の負った重傷をロナウドも気にかけているようだ。