日本代表DF酒井宏樹、人種差別被害のバロテッリにエール 「どんな事をされても…」
ヴェローナ戦で観客から人種差別を受けて激昂 その後意地のゴールを決める「さすが」
セリエAのブレシアでプレーするイタリア代表FWマリオ・バロテッリは、現地時間3日の第11節ヴェローナ戦(1-2)で試合途中にスタンドから人種差別を受けたことが大きな波紋を呼んでいる。古巣マルセイユや元同僚の日本代表DF酒井宏樹も傷心のバロテッリへエールを送った。
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問題のシーンは後半9分過ぎに起きた。バロテッリはゴールライン際で突然ボールを手に取り、そのままスタンドに向かって蹴り込んだのだ。観客からブーイングに混じり、人種差別な声が含まれていたため、それに対するリアクションだったようだ。
バロテッリは感情を露わにし、そのままピッチを立ち去ろうとするところを同僚から制止され、なんとかその場に留まることになった。結果的にはフル出場し、後半40分にはミドルシュートで得点を決めている。
イタリアではこうした人種差別の問題が頻発しており、バロテッリもたびたび被害に遭っている。
由々しき事態として各国メディアがこの問題を取り上げるなか、バロテッリの古巣であるフランス1部マルセイユはクラブ公式ツイッターで「差別を許さない OMはMario Balotelliと一緒に戦います(マルセイユ日本語版ツイッターより)」と投稿。人種差別反対を主張し、バロテッリへのサポートの思いを表明した。
そして現在もマルセイユに所属し、バロテッリともプレーをした日本代表DF酒井もインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)を更新。「どんな事をされても点を決めるマリオ。さすがだなー」と投稿し、かつてのチームメイトを称えていた。