「サムライの帰還」 今季リーグ戦初アシストのミラン本田を地元メディアがついに高評価!

定位置奪回に猛アピール 「ライバルに明確なパンチ」

「約3カ月ぶりのスタメン出場で、素晴らしいパフォーマンスを披露した。混沌(こんとん)とした前半、チームで最も自らの役割を果たし、整理された存在だった。ゴールからすぐ近くのところでのシュートを外したが、アバーテへの最高のアシストで取り返した。ベンチで見ていたライバルのチェルチに、明確なパンチを与えた」
 攻撃では連動性を欠き、守備ではお粗末な失点を喫するというチーム全体が散々な出来だった前半にも、最も役割を果たしていた存在だと称賛されている。そして、ポジションを争うライバルのイタリア代表MFアレッシオ・チェルチに対しても大きな刺激を与えたと評価された。
 その他では同点ゴールのアバーテと試合終了間際にダメ押しの4点目を決めたMFジャコモ・ボナベントゥーラが「7点」でチーム最高評価タイ。前半の失点に絡むなど、安定感を欠いたDFアレッシオ・ロマニョーリとDFマッティア・デ・シリオが共に「5点」でワースト評価となった。
 試合前日の記者会見で、シニシャ・ミハイロビッチ監督から冗談交じりに「サムライか忍者か様子を見よう」とコメントされていた本田。リーグ戦で今季初のスタメンフル出場となったこの日、“サムライ・ホンダ”をアピールすることに成功した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images

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