イブラヒモビッチ、得点力不足のマンUが“帰還”希望と英紙報道 20カ月ぶり復帰の可能性
LAギャラクシー、ボローニャとの争奪戦も資金力に
イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、今冬の移籍市場で約20カ月ぶりとなるカリスマストライカーの帰還を望んでいるという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
そのストライカーは元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチで、現在は米MLSのロサンゼルス・ギャラクシーに所属している。ユナイテッドから昨年3月に即時の契約解除を伴う移籍でアメリカ上陸したストライカーは、クラブのシーズン最多ゴール記録を更新するなど健在ぶりをアピールした。
しかし、38歳を迎えた男は今年いっぱいで契約満了となる。すでにLAギャラクシーが手取り年俸700万ユーロ(約8億5000万円)の契約延長を提示したとも報じられるなかで、ユナイテッドはイブラヒモビッチ復帰への興味を全く失わず、むしろチームの課題に対する解答になるとした。
その課題とは決定的な得点力不足。リーグ第11節まででユナイテッドはわずかに13得点と1試合平均で1得点をわずかに上回る程度となっている。今夏の移籍市場ではイタリアの名門インテルへベルギー代表FWロメル・ルカクを放出し、さらに時間差でチリ代表FWアレクシス・サンチェスもインテルへ期限付き移籍させた。その決断に対しての得点数だけに、批判は避けられない状況になっている。
そうしたなかで、ユナイテッドはイブラヒモビッチの帰還に課題の解決を求める可能性が消えていないという。LAギャラクシーの契約延長オファーに加え、イタリア・セリエAで日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは1年半契約で総額800万ユーロ(約9億7000万円)と具体的な金額も出始めた。しかし、資金力という観点で言えば、本腰さえ入れればユナイテッドに分があるのは事実だろう。
果たしてイブラヒモビッチはプレミアへの帰還となるのか。ユナイテッドは冬の移籍市場までに前線の解決策を模索したうえで、カリスマストライカーの復帰にも選択肢を残すことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)