仏代表FWムバッペ、ブレーク時からレアル意識 古巣の元副会長が告白「彼は私に…」

フランス代表ムバッペはモナコ時代からレアル・マドリードを意識していたようだ【写真:Getty Images】
フランス代表ムバッペはモナコ時代からレアル・マドリードを意識していたようだ【写真:Getty Images】

古巣モナコ時代を知るヴァシリエフ氏、当時ムバッペが語ったコメントを紹介

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、ASモナコでのブレークをきっかけに飛躍を遂げ、20歳にして押しも押されもせぬスーパースターへと成長した。いまやレアル・マドリード移籍の噂が絶えないなか、モナコ時代を知る同クラブの元副会長、ヴァディム・ヴァシリエフ氏は当時からムバッペが“レアル行き”を強く意識していたことを明かしている。

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 ムバッペは2015年12月にモナコでプロデビューを飾ると、16年2月には17歳でプロ初ゴールをマーク。すぐに頭角を現し、16-17シーズンには主力に定着した。03-04シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4と躍進し、その名を一気に知らしめた。17年夏には国内屈指の強豪であるPSGへと移籍。ブラジル代表FWネイマールらスター選手とともに中心選手としてプレーしている。

 ムバッペ在籍時にモナコの副会長だったヴァシリエフ氏はフランステレビ「テレフット」で、ムバッペに当時からレアル移籍の噂があったものの、本人が時期尚早だと考えていたことを明かしている。

「彼は私にこんなことを言っていたよ『まだ早すぎると思う。この国でまだ1年しかプレーしていない。僕はパリ出身だし……このような形でフランスを離れたくない。ここでトップ選手としての評価を確立したい。レアル・マドリードは僕を待っている』とね」

 ムバッペは当時からレアル移籍を意識していたうえで、母国で結果を残すことを優先したという。ヴァシリエフ氏は「PSGを選んだことは間違いではない」ともコメントしている。その理由は「遅かれ早かれマドリードからお呼びがかかるからだ」とし、ムバッペのレアル移籍は既定路線だと考えているようだ。

 来夏の移籍市場でも注目の的となることは間違いないムバッペ。その去就問題からは目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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