韓国代表FWソン・フンミン、相手重症の衝撃で涙 脱臼骨折の危険タックルで一発退場
エバートンMFゴメス対して危険なタックル、退場処分のソン・フンミンも相手重傷に動揺
トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは現地時間3日のプレミアリーグ第11節エバートン戦で後半34分に対戦相手のポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスへ危険なスライディングタックルを見舞い、一発レッドカードで退場となった。タックルを受けたゴメスは足首を脱臼骨折の重傷。ファールしたソン・フンミンもショックで涙を流すほどの事態となった。
試合は1-1で終了し、勝点1を分け合う結果となったが、その一方でエバートンは大きな戦力を失うことになりそうだ。
後半33分、左サイドでトットナムFWソン・フンミンがエバートンMFゴメスの後方からスライディングタックルを浴びせた。受けたゴメスは勢いあまって前方のDFセルジュ・オーリエと衝突し、ピッチに倒れ込んだ。
ゴメスの右足首があらぬ方向に曲がっており、目にした選手や観客が一様に頭を抱え、思わず目をそらすほど。そのショックからか、ソン・フンミンもスタッフに体を支えられていないと今にも倒れてしまいそうなほどだった。
マーティン・アトキンソン主審はソン・フンミンにレッドカードを提示。試合後、衝撃の退場となったソン・フンミンの様子をチームメートのイングランド代表MFデレ・アリが明かした。
「ソンはひどくショックを受けて、涙も流していた。彼の責任ではない。ソンはこれまで会った中でも一番ナイスな人間だよ。彼は頭を上げることができず、ものすごく泣いていたよ」
アリは精神的にダメージを受けた同僚を擁護していた。エバートンによればゴメスは足首を脱臼骨折しており、現地時間4日に手術を受けることが決まった。一日でも早い回復を願うばかりだ。
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