CL王者リバプール、今冬に緊急補強? FWからDFまで実力者3人をリストアップか
DFルガーニ、MFカンテ、FWヴェルナーが補強候補として浮上
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したイングランド・プレミアリーグの強豪リバプールは、前日にユルゲン・クロップ監督が過密日程に対して苦言を呈したことで話題になった。クラブはそれに応えるかのように、最終ラインから前線まで多くの選手をリストアップして補強でバックアップする構えを見せている模様だ。
クロップ監督は先日、イングランド・リーグカップの16強でアーセナルを5-5からPK戦の末に下すという激闘を演じた後、その次戦がクラブ・ワールドカップの2日前に組まれたことに猛反発。大会からの棄権すらほのめかした。イングランドは伝統的に過密日程でも知られるが、クラブとしても多くの戦略を練っているようだ。
最終ラインでは、イタリア王者ユベントスで満足な出場機会を得ていないイタリア代表DFダニエレ・ルガーニがリストアップされていると、スポーツ専門局「ESPN」がレポートした。ユベントスには今季オランダ代表DFマタイス・デ・リフトが加入し、ルガーニがレギュラーポジションを奪うのは難しい情勢にある。国内の名門ACミランなども獲得を狙うとされているが、リバプールもまたそこに手を挙げる構えがある模様だ。
それに加え、同局では最前線の補強としてドイツ・ブンデスリーガのライプツィヒからドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの獲得を狙っていると指摘。こちらは2700万ポンド(約38億円)のオファーを準備していると、具体的な数字にも触れている。
また中盤に関しては、国内のライバルであるチェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテに狙いを定めているとスペインメディア「fichajes.com」が報じた。カンテについては、前述のユベントスやインテルといったイタリアからの興味も示されているが、リバプールもまた世界最高峰のダイナモを獲得する可能性を模索しているようだ。
超がつくほどの過密日程を戦うリバプールにおいて、クロップ監督に対する最大のサポートは“人海戦術”を可能にする陣容だと言えるのかもしれない。冬の移籍市場では、リバプールがそうした選手層にフォーカスした動きを進める可能性もありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)