「非現実的なボール」 チェルシー司令塔、衝撃スルーパスに英驚愕「魔法のアシスト」

チェルシーのMFジョルジーニョ【写真:Getty Images】
チェルシーのMFジョルジーニョ【写真:Getty Images】

チェルシーがリーグ5連勝を達成 ジョルジーニョが圧巻のアシストを披露

 チェルシーは現地時間2日、プレミアリーグ第11節ワトフォード戦で2-1と勝利を収めた。リーグ戦5連勝を達成したなか、イングランド代表FWタミー・エイブラハムの先制点を演出したイタリア代表MFジョルジーニョの圧巻アシストに対し、英メディアは「衝撃的なパス」「魔法のアシスト」と惜しみない賛辞を送っている。

 クラブのレジェンドであるフランク・ランパード新体制で迎えたチェルシーは、積極的な若手起用が功を奏し、開幕から安定したパフォーマンスを披露している。チームの起点として存在感を放っているのが、ジョルジーニョだ。昨季はアンカーの役割を託されていたものの、プレミアの激しいインテンシティーで守備の弱さが浮き彫りとなっていた。

 しかし、ランパードはシステムを2ボランチにシフト。守備の負担が軽減されたことで、ジョルジーニョは司令塔としての持ち味を発揮することができており、この日も目に見える結果を残してみせた。0-0で迎えた前半5分、ハーフウェーライン付近の右サイドに位置していたMFメイソン・マウントから横パスを受けたジョルジーニョは、鋭い浮き球のスルーパスを前線に放り込むと、ワトフォードの守備網をすり抜けたボールは、スペースを突いたエイブラハムへのピンポイントパスとなり、先制点を演出した。

 英メディアはジョルジーニョの圧巻アシストに脚光を当て、「ジョルジーニョがエイブラハムのアシストとなる衝撃的なパスを生み出した」と見出しで、「魔法のアシスト」と表現。「曲線を描いた非現実的なボールをエイブラハムへと送り込んだ」と説明している。チェルシーは現在、変革期を迎えているが、その中核を担っているのがジョルジーニョであることは確かだ。

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