前十字靭帯損傷の川崎MF中村、元同僚ボランチからエール 「筋肉ムキムキなって…」
川崎で5シーズン共闘した稲本がSNSで激励「復帰したら膝会をしよ!」
J1川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛は3日、自身の公式ブログを更新で前日に負傷した左膝の状態を前十字靭帯損傷だと明かした。リーグ2連覇を支えた司令塔の離脱はチームにとって大打撃だが、かつて共闘したSC相模原の元日本代表MF稲本潤一は、インスタグラムで「筋肉ムキムキなって帰って来てくれるでしょ」とエールを送っている。
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中村はリーグ3連覇に望みをつなぐ重要な一戦となった、2日のJ1リーグ第30節サンフレッチェ広島戦(2-1)に先発出場。前半21分にMF田中碧のゴールで先制して迎えた後半19分、敵陣でボールを奪おうとチャージを懸けた際に広島MF稲垣祥と接触し、左膝を痛めた。ピッチに倒れた直後に自ら「×サイン」でプレー続行不可能を訴え、担架で運び出されていたが、診断結果は重症だった。
「昨日の試合後に診断を受けました。前十字靭帯の損傷でした。やった瞬間から覚悟はしてましたが、実際に告げられると色々なことが頭を駆け巡りました」
正確な全治は不明なものの、長期離脱は避けられない状況。ブログでは「今シーズンは残念ながらもう同じピッチには立てませんが」と今季絶望を明かしつつ、「しっかりチームをサポートしていきたいと思います。そして来シーズンの復帰に向けて焦らず頑張りたいと思います」と胸中を綴っていた。
これに反応したのが、2010年から5シーズンの間、川崎でプレーしていたJ3相模原MF稲本だ。元日本代表のボランチは、北海道コンサドーレ札幌時代の2016年に右膝前十字靭帯を断裂(全治8カ月)。17年9月に476日ぶりに公式戦復帰を果たした経験を持つ。公式インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で、中村との2ショットとともに、「筋肉ムキムキなって帰って来てくれるでしょ 復帰したら膝会をしよ!」とかつての同僚にエールを送った。
クラブマスコットの「ふろん太」もツイッターで、「ケンゴ、頑張ろう。フロンターレに来てくれてからずっと頑張ってるのをそばで見て来たけど、ここでもう一度頑張ろう。そもそもプロになるのだって難しいってところからスタートして、今までたくさん成し遂げできたんだ。復活してみせよう。年齢的にも厳しそうって言われた方がやりがいある!」と綴っている。
中村にとっては痛い負傷となったが、これまで数々の困難を乗り越えてきた百戦錬磨の男は必ずやこの試練も乗り越えてくれるはずだ。