本田が逆転勝利に導く1アシスト! 今季初のフル出場でミランの3戦ぶり白星に貢献
2015年最終戦でリーグ戦12試合ぶりの先発
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは20日、敵地でフロジノーネと戦い、4-2で勝利。本田は9月22日のウディネーゼ戦以来、リーグ12試合ぶりにスタメン出場し、0-1で迎えた後半5分に同点ゴールをアシスト。リーグ戦3試合ぶりの勝利に貢献した。
ゲームは立ち上がりから互いにカウンターを仕掛け合うオープンな展開になった。セリエBからの昇格組で、現在18位と降格圏で苦しい戦いを続けているフロジノーネだが、ホームでは4勝と勝ち越している強みを見せる。縦に速い攻撃に対し、ミラン守備陣が冷や汗をかく場面が増えていった。
一方のミランも、CKのキッカーも任せられた本田が決定機を演出する。前半8分、本田は右サイドからファーサイドでフリーになったMFジャコモ・ボナベントゥーラへ正確なクロスを供給。しかし、ボナベントゥーラがシュートを打ちきれず、FWニアング、FWバッカのシュートも立て続けに相手DFとGKに阻まれた。
先にゲームを動かしたのはフロジノーネだった。同19分、スルーパスに抜け出したFWダニエル・チョーファニがGKとの1対1を制して冷静に決めた。GKのスローイングから中央を縦パス2本で突破されるあまりにもお粗末な守備で、ミランは敵地で先制を許した。
時間を追うごとにミランは前線の連動性が欠け、フロジノーネは後方に人数をかけたため、ミランがボールを持ちながらフロジノーネ守備陣の壁にはね返されるゲーム展開になった。本田も何本かペナルティーエリア外からシュートを放ったが、それ以上に味方を探す場面やプレー選択に迷うシーンが目立ってしまった。試合はミランの0-1ビハインドのままハーフタイムを迎えた。