デポルティボ柴崎、2戦連続出番なしに現地紙酷評 「存在は決して消えていないが…」
セサル監督が2ボランチの組み合わせを変えたことで、柴崎は苦境に
スペイン2部デポルティボ・ラ・コルーニャの日本代表MF柴崎岳は、現地時間2日のフエンラブラダ戦(1-1)で2試合連続の出番なしに終わった。チームも13戦未勝利と長いトンネルから抜け出せないなかで、ルイス・セサル新監督はテコ入れを図っているが、スペインメディアは柴崎について「存在は決して消えていないが…」と厳しい目で見ている。
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今夏にスペイン1部ヘタフェから同2部デポルティボへ移籍した柴崎。2ボランチの一角と起用されてきたが、チームは開幕戦のレアル・オビエド戦(3-1)に勝利後、13戦未勝利(7分6敗)と低迷中。10月以降は柴崎もベンチスタートで出番を得られない試合が増えている。
これまでボランチは主に柴崎、主将のMFアレックス・ベルガンティノス、ビセンテ・ゴメスで回してきたが、10月にフアン・アントニオ・アンケラ監督の後を継いだセサル新監督は、10月26日のリーグ第13節ラシン・サンタンデール戦(1-1)でセンターバックのDFペル・ノラスコアインを中盤で起用。連敗を2で止めると、2日のフエンラブラダ戦でもベルガンティノスとノラスコアインの同じ顔触れを起用している。
スペイン地元紙「La Opinion A Coruna」は、「ガクは2試合連続ベンチで過ごした」と出場機会がなかったことに言及。チームとともに苦しむ柴崎について触れている。
「ルイス・セサル監督はチームのシステムを変更する決断をした。つまり日本人の代わりに他の選手に任せたということだ。特にガクのケースは特別だ。なぜなら彼は中盤センターで指揮を執る選手としてやってきたからだ。彼の存在は決して消えていないが、期待された結果は出ていない」
柴崎は11月の日本代表活動に招集されれば、チームを離れる分、さらに置かれる立場は厳しくなるが、この苦境を乗り越えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)