“死の組”首位突破のU-17日本代表、海外メディアは衝撃 「アフリカ人を驚かせた」
セネガル戦で途中出場のエース西川が決勝弾
U-17ワールドカップ(W杯)がブラジルで開催され、日本代表は現地時間2日に第3戦セネガル戦で1-0の勝利を収め、グループ首位通過を決めた。第2戦アメリカ戦(0-0)から先発5人を入れ替え、後半途中出場した来季セレッソ大阪加入が内定しているFW西川潤(桐光学園)が決勝弾をマーク。アフリカの強豪を下し、スペイン語専門の米スポーツ専門テレビ局「Telemundo Deportes」は「アフリカ人を驚かせた」と伝えている。
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森山佳郎監督率いる日本は、“死の組”と言われる厳しいD組で奮闘。初戦は欧州予選を制覇した優勝候補のオランダを来季湘南ベルマーレ加入が内定しているFW若月大和(桐生第一高)が2得点、エースの背番号10西川が1ゴール2アシストして3-0で撃破した。第2戦のアメリカ戦は0-0のドロー。セネガル戦開始前に他グループの結果から決勝トーナメント進出が決まっていた日本は、勝ち点4の2位で首位突破をかけてこの日の一戦を迎えた。
先発5人を変更し、今大会で躍動している若月、西川の2トップコンビはベンチスタート。一進一退のゲーム展開で互いに好機を演出しながらも決め切れず。後半途中から西川、若月が途中出場してから、決定機を連続して作り出した。すると後半38分、左サイドでDFラインの裏に抜け出した西川が、得意の左足でニアサイドに決めて先制。エースが勝利へと導いた。
スペイン語専門の米スポーツ専門テレビ局「Telemundo Deportes」は「試合終了まであと7分、日本はアフリカ人を驚かせ、首位通過を奪った」と、最後に見せた森山ジャパンの“意地”に衝撃を受けたようだ。
これで日本代表は、A代表の中心となる南野拓実(ザルツブルク)や中島翔哉(ポルト)が出場した11年メキシコ大会(ベスト8)、東京五輪世代の中心MF三好康児(アントワープ)が参加した13年UAE大会(ベスト16)、MF久保建英(マジョルカ)が臨んだ17年インド大会と出場した4大会連続でグループリーグを突破が決定。“死の組”を無敗、無失点の2勝1分で通過した森山ジャパンは最高成績の8強超えを目指して突き進んでいく。