ジダン監督、“2度”惑わされたVAR判定に言及 「判定基準は審判もVARにも相談できない」
ベティス戦は0-0のドロー、アザールがゴールネットを揺らすも…
レアル・マドリードは現地時間2日に行われたリーガ・エスパニョーラ第12節ベティス戦に臨み、0-0のスコアレスドローに終わった。首位バルセロナと勝ち点で並ぶ状況となったものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定を巡ってジネディーヌ・ジダン監督が試合後に言及したとスペイン紙「AS」が伝えている。
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レアルは前半8分にベルギー代表MFエデン・アザールが元フランス代表FWカリム・ベンゼマのパスを受け、突破からシュートを放ち幸先よくゴールネットを揺らして先制ゴールを挙げたかに見えたものの、ベンゼマのパスの場面でVARの判定。ここでオフサイドの判定が下り、ノーゴールとなった。
その後も決定機がなかなか生まれないなかでレアルの選手たちが色めき立ったのは後半36分のことだった。ベンゼマがゴール前へとラストパスを送ると、スライディングで止めようとした相手マーカーのDFズハイル・フェダルの手に当たったように見えた。しかし、このペナルティーエリア内で起きたシーンについてVARは発動せず、PK獲得とはならなかった。
「毎日5ゴールを決められるものではない。チャンスを作るのが最も重要だ。ただ今日はゲームを決めるゴールを逃した。対戦相手もいることだから、それを受け入れて積み重ねる必要があるね」
試合後、ジダン監督は無得点に終わったことについてこのように振り返りつつ、ゴール取り消しとなったり、ペナルティーエリア内でのハンドはプレーオンとなったVAR判定についても言及している。
「私は(そこの議論に)入るつもりはない。ハンドしたのを見たが、そこは審判の解釈だ。判定の基準は、審判もVARにも相談できない。彼らが決定を下して、尊重しなければならない。我々が知っていることは、何も変わらないということだ。ハンドを見て、審判のジャッジを尊重しないといけない」
審判へのリスペクトを前提にしつつも、手に当たったことを繰り返し強調したジダン監督。VARについては多く議論がなされているが、今回の判定はその一端となりえそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)