浦和、相手選手“突き飛ばし退場”の大槻監督に100万円罰金処分 指揮官反省「あの行為は間違い」
鹿島戦の後半40分、大槻監督が鹿島DF永木を倒してレッドカード
浦和レッズの大槻毅監督は、1日に迎えたJ1第30節のアウェーゲーム、鹿島アントラーズ戦の後半40分に相手DF永木亮太を突き飛ばしてレッドカードを提示される退場処分となったが、2日に浦和はクラブとして100万円の罰金処分を下したことを明らかにした。
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浦和は過密日程の中2日で迎えた試合の後半27分に先制を許すと、必死の反撃を見せていた。その中で同40分、浦和が攻撃した場面でボールは左サイドのタッチライン付近にクリアされると、浦和MFエヴェルトンと鹿島の永木が追いかけた。
タッチライン外で永木がエヴェルトンを倒した形になった場面で大槻監督は永木を突き飛ばし、それを契機に両軍が入り乱れて一触即発の事態に。落ち着きを取り戻したところで荒木友輔レフェリーは大槻監督にレッドカードを提示し、退場処分になった。
試合後に中村修三ゼネラルマネージャーは「言い訳はなし。誰が見ても手を出している。瞬間的に感情的になってしまったが、それは良くないこと」と話したが、翌日にクラブは大槻監督に罰金100万円と戒告、中村GMにも戒告の処分を下したことを明らかにした。
大槻監督は浦和を通じて「選手と共に常に闘わなければいけませんが、あの行為は間違いでした。鹿島の選手並びにチーム関係者、すべての浦和レッズに関わる人たちに謝罪いたします。この経験を糧に、選手と共に闘っていきます」と反省コメントを発している。
浦和は5日に川崎フロンターレとのホームゲームを戦い、9日にサウジアラビア遠征を敢行してAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、アル・ヒラル戦を控えている。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)