浦和・大槻監督の“選手突き飛ばしレッド”に海外注目 「退場? それともシミュレーション?」
後半40分、大槻監督が鹿島DF永木を倒して一発退場 ルール改正後、J1監督では初適用
浦和レッズの大槻毅監督は、1日に行われたJ1第30節・鹿島アントラーズ戦(1-0)の後半40分に相手選手を突き飛ばしてレッドカードで一発退場となった。監督・コーチにもカードが提示される新ルール導入後、J1リーグの監督では初の適用例となったが、海外メディアも「退場? それともシミュレーション」と決定的瞬間に注目している。
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浦和は1点ビハインドで迎えた後半40分、攻撃した場面でボールを左サイドのタッチライン付近にクリアされると、浦和MFエヴェルトンと鹿島DF永木亮太が追いかけた。
タッチライン外で永木がエヴェルトンを倒した形になった場面で大槻監督は永木を突き飛ばし、それを契機に両軍が入り乱れて一触即発の事態に。落ち着きを取り戻したところで荒木友輔主審は大槻監督に「乱暴な行為」によるレッドカードを提示し、退場処分になった。
今夏に2019-20シーズンの国際ルールが改正され、ベンチメンバーや役員にもレフェリーは明確にイエローカードやレッドカードを提示するようになった。過去にはレフェリーからの口頭で退席処分となっていたが、J1リーグの監督では初となるレッドカードの退場適用例となっている。
ヤフースポーツのドイツ版は、「Jリーグ:レッズの監督にレッドカード」との見出しで、「レッズの大槻毅監督は、アントラーズの主将・永木亮太が演劇的に倒れ、退場となった」とレポート。衛星放送「ユーロ・スポーツ」ドイツ版も「退場? それともシミュレーション? 監督はレッドカードを見た」と動画付きで伝えている。
大槻監督が永木を突き飛ばす行為に出たのは間違いないが、実際の衝撃以上に大きく転倒したように見える永木の行動が海外メディアの目についたようだ。