デポルティボ柴崎、13戦未勝利で苦境直面にスペインメディア言及 「犠牲になった」
セサル新監督はCBのノラスコアインを中盤で起用するテコ入れを敢行
日本代表MF柴崎岳が所属するデポルティボ・ラ・コルーニャは、14試合を消化したスペイン2部リーグで1勝7分6敗(勝ち点10)の最下位に沈んでいる。開幕戦に勝利後、13戦未勝利と長いトンネルから抜け出せずにいるが、スペインメディアは出番が減りつつある柴崎はテコ入れの「犠牲になった」と報じている。
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今夏にスペイン1部ヘタフェから同2部デポルティボへ移籍した柴崎。2ボランチの一角と起用されてきたが、チームは開幕戦のレアル・オビエド戦(3-1)に勝利後、13戦未勝利(7分6敗)と低迷。10月以降は柴崎がベンチスタートで出番を得られない試合も増えている。
これまでボランチは主に柴崎、主将のMFアレックス・ベルガンティノス、ビセンテ・ゴメスで回してきたが、10月にフアン・アントニオ・アンケラ監督の後を継いだルイス・セサル新監督は、10月26日のリーグ第13節ラシン・サンタンデール戦でセンターバックのDFペル・ノラスコアインを中盤で起用。1-1で引き分け、連敗を2で止めている。
スペインのサッカーメディア「GOL digital」は、デポルティボの復活への道を探る特集を組み、柴崎についても言及。「柴崎岳は夏の素晴らしい契約だった」としつつ、現在の置かれた立場に触れている。
「しかしながら、日本人は精彩を欠き、中盤に穴を生んでいる。日本人はベルガンティノスとノラスコアインの2ボランチを形成する犠牲になった。すでにエル・サルディネーロ(ラシン・サンタンデールの本拠地)で見られ、才能あるチームに大きな力を与える方法となった」
記事では、ボランチに抜擢されたノラスコアインを「鍵」だとしている。柴崎はこの苦境を乗り越え、残留争いからチームを浮上させることはできるだろうか。