本田圭佑、CSKA時代の衝撃“3人抜きミドル”に英メディア再脚光 「驚愕の一撃」
2013-14シーズンのロシア・スーパー杯ゼニト戦での先制点を回顧
今年5月にオーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団して以降、無所属となっている元日本代表MF本田圭佑は、現地時間10月31日からオランダ1部フィテッセの練習に参加している。現地メディアで獲得の可能性も報じられるなか、その一つの要因として伝えられるのが本田にとってCSKAモスクワ時代の恩師である、ロシア人のレオニード・スルツキー監督の存在だ。こうしたなか、英サッカー専門サイト「Dugout」はCSKA時代に本田が決めたスーパーゴール動画を回顧。「驚愕の一撃」と称えている。
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本田は2008年1月にJリーグの名古屋グランパスからオランダのVVVフェンロに移籍。1年目で2部降格の憂き目に遭うが、「10番」を背負った2年目に16得点13アシストと輝きを放ち2部MVPを受賞、チームの1部復帰に貢献した。3年目も1部で圧巻のプレーを見せると、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を半年後に控えた10年1月にCSKAへ移籍。スルツキー監督の下でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場するなど、実績を積み重ねた。
14年1月にACミランへ移籍するまでの4年間、本田はCSKAで公式戦28ゴールを決めたが、そのなかの代表的な一撃が13-14シーズン開幕前に行われたロシア・スーパーカップのゼニト戦でのミドルシュートだ。この試合で2ゴールを奪い3-0勝利の立役者となった本田だが、衝撃の一撃が生まれたのは0-0で迎えた前半15分だった。敵陣右サイドのタッチライン際でボールを受けると、対峙した相手をブロックしながらカットイン。2人目、3人目もキックフェイントを入れてかわすと、ペナルティーエリア手前から左足をコンパクトに振り抜く。鋭いシュートは相手DFの間をすり抜け、ゴール左隅へと吸い込まれた。
このゴール動画を、「Dugout」が現地時間2日のゼニト対CSKA戦に向けた名シーンとして公式ツイッターに投稿。「驚愕の一撃」として、拍手の絵文字とともに紹介している。あれから6年以上の月日が経過し、フィテッセで再び巡り合った本田とスルツキー監督。エールディビジ4位と好調なチームで、再タッグ結成となるのだろうか。