C・ロナウドの“ダイブ疑惑”と現役セリエA選手の弟が主張 「伊フットボールの破滅だ」
ナポリFWインシーニェの弟がインスタグラムで抗議 「VARはどこにあるんだ?」
イタリア王者ユベントスは、現地時間10月30日に行われたセリエA第10節ジェノア戦で2-1と勝利した。後半アディショナルタイムにエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがPKを誘発して勝ち越し点を挙げたが、物議を醸す判定にナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの弟が「VARはどこにあるんだ? イタリアフットボールの破滅だ」と物申している。
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ユベントスは前半36分、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの今季初ゴールで先制。その4分後に追いつかれ、膠着状態が続いて試合は終盤を迎えた。そのなかで後半アディショナルタイム6分、ロナウドが右サイドからドリブルを仕掛け、ジェノアのデンマーク代表DFピーター・アンカーセンとマッチアップ。パラグアイ代表FWアントニオ・サナブリアがカバーに来たところでバックヒールを繰り出して切り返したが、腕が絡んだように交錯してピッチに倒れ込むと、ピエロ・ジャコメリ主審はPKを宣告した。
これをロナウド自ら決めて2-1と劇的勝利を飾ったが、サナブリアの手はロナウドにかかっているものの右足はロナウドに当たっておらず、ジェノアはダイブを主張していた。この判定に反応したのが、同日のアタランタ戦(2-2)で3度のPKに該当するシーンがありながらVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定とならなかったことに疑問を呈していたナポリFWインシーニェの弟マルコだ。
自身のインスタグラムにロナウドが倒れた際の動画をアップし、「VARはどこにあるんだ? イタリアフットボールの破滅だ」と訴えた。スペイン紙「マルカ」も、「セリエAを揺るがすロナウドの“ダイブ”」とマルコの主張を伝えている。
ロナウドの“ダイブ疑惑”は当該チームのみならず、セリエA全体、そして世界に反響を呼んでいる。
【お詫びと訂正】
本記事の内容につきまして、当初ナポリのFWロレンツォ・インシーニェ選手による言及としましたが、正しくは弟マルコ氏でした。お詫びして訂正します。