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39歳ロナウジーニョ、“現役時代級”エラシコに反響 「トリックが失われることはない」
特別親善試合でブラジルの一員としてプレー、持ち前のテクニックでマーカーを翻弄
元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏と言えば、現役時代に唯一無二とも言える華麗なテクニックで観る者を魅了したが、現役引退から1年半以上が経過した今も技術は錆びついていないようだ。エキシビションで十八番の「エラシコ」を繰り出すと、「いまだショー」「トリックが失われることはない」と海外メディアも報じている。
母国ブラジルのグレミオでプロキャリアをスタートさせたロナウジーニョ氏は、フランス1部パリ・サンジェルマンで名を挙げ、2003年に名門バルセロナへ移籍を果たした。背番号10のユニフォームをまとった天才は、自慢のテクニックを武器にリーガ優勝2回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝1回に導くなど一時代を築いた。その後、イタリアの名門ACミランを経て、母国ブラジルに帰還。2018年1月に現役引退を発表した。
引退から1年半以上が経過したロナウジーニョ氏だが、10月29日にはイスラエルのハイファで行われたブラジル対イスラエルの特別親善試合に登場。DFロベルト・カルロス、FWリバウドら、かつてブラジル代表で共演した仲間たちとともにプレーしたなか、タッチライン際で右足アウトサイドで右に出す素振りを見せながら、すぐさま右足インサイドで方向転換する“エラシコ”を披露するなど会場を沸かせた。
ミラン専門サイト「Pianeta Milan」は「ロナウジーニョ、彼のエラシコはいまだショーだ」と見出しを打ち、「ロナウジーニョは長年プレーしておらず、足元にボールを置くとまだ誰もが驚いている。ブラジル人にとってはいつものサッカーショー。エラシコは依然として素晴らしい」と称賛。アルゼンチン紙「Ole」も公式インスタグラムで、「トリックが失われることはない」と動画とともに紹介している。
数々の雄姿を人々の脳裏に焼き付けてきた天才のプレーが色褪せることはなさそうだ。