2ゴール2アシストと圧巻の活躍を披露した試合で絶妙な股抜きを披露

　バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間10月29日のリーガ・エスパニョーラ第11節バジャドリード戦（5-1）で2ゴール2アシストの大活躍を見せた。試合中に披露した華麗な股抜きの反響はいまだ拡大し、「もはや屈辱じゃなく栄誉」「神の股抜きを受けた幸せは誰だ？」との声が上がっている。

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　負傷により開幕から出遅れたメッシはバジャドリード戦の前半29分、左足で浮き球のスルーパスを供給し、相手最終ライン裏へ飛び出したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの勝ち越しゴールをお膳立て。同34分には約25メートルの距離から直接FKを叩き込んだ。

　後半30分には、縦パスを受けたメッシが鋭い反転から左足を振り抜きゴール右隅にシュートを突き刺すと、直後の同32分には絶妙なスルーパスを供給し、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのゴールをアシストした。2ゴール2アシストと圧巻のパフォーマンスでチームを勝利に導いたメッシだが、試合中に披露したワンプレーが話題を呼んでいる。

　前半36分、自陣の右サイドでビダルからパスを受ける瞬間、相手選手に囲まれるも、左足のアウトサイドでボールに軽く触って左後方から距離を詰めてきたMFオスカル・プラーノの股を通すと、力強いドリブルで持ち上がり敵陣左サイドへと展開した。プラーノは股を通された瞬間、“やられた！”と言わんばかりに天を仰いでいた。

　衛星放送「TNTスポーツ」は、「皆さま、リオネル・メッシです」というひと言と「G.O.A.T.（史上最高）」を意味するヤギの絵文字をつけて動画を公開。すると、コメント欄には海外ファンからメッシを絶賛する言葉が相次いだ。

「美しすぎる股抜き」
「別の惑星から来たのか」
「神の股抜きを受けた幸せ者は誰だ？」
「もはや屈辱じゃなく栄誉」

　5人に四方を囲まれても局面を打開してしまうメッシにとっては、1人を股抜きで置き去りにすることはそう難易度が高くないかもしれないが、観る者に衝撃を与えるには十分すぎるものだった。