韓国代表MFイ・ガンイン、“退場級”踏み付けが物議 「レッドカードでもおかしくない」
セビージャ戦でMFナバスに強烈な踏み付け 主審は警告も提示せず
リーガ・エスパニョーラ1部バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは現地時間30日、ホームでのセビージャ戦に先発出場し、後半24分までプレーした。試合は1-1のドローとなったなか、イ・ガンインのタックルが「レッドカードでもおかしくない」として、スペインメディアが取り上げている。
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18歳のイ・ガンインは今季、リーグ戦では第6節ヘタフェ戦で初先発すると、その試合で公式戦初得点を記録。しかし、第9節アトレチコ・マドリード戦(1-1)では途中出場したものの、試合終了間際にレッドカードを受けて退場処分を受けていた。第10節オサスナ戦(1-3)を出場停止で欠場し、セビージャ戦は先発出場での復帰となったが、後半24分には最初の交代カードとしてピッチから退いている。
この試合で物議を醸しているのが、イ・ガンインによるセビージャMFヘスス・ナバスへのタックルだ。スペインの地元メディア「エル・デスマルケ」は「ナバスはバレンシアの韓国人による、レッドカードでもおかしくない強烈な踏み付けの犠牲者となった。イ・ガンインとの接触から数秒の間、ピッチ上に横たわって抗議することしかできなかった」と描写し、イ・ガンインには警告すら提示されなかったことを指摘した。
また、同メディアはこのプレー後にカルロス・デル・セロ・グランデ主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)と話し合い、それでも問題がないとしたことを伝えている。イ・ガンインはアトレチコ戦でも似たようなプレーを犯して退場処分を受けているだけに、同様の処分にならなかったことは驚きを持って報じられている。
スペインラジオ「オンダ・セロ」の番組「Radioestadio」の公式ツイッターアカウントは、“踏み付け”の瞬間の写真を投稿。「議論を呼ぶアキレス腱への踏み付け」と綴り、判定への疑問を呈した。極めて危険なプレーながら“お咎めなし”に終わったことは、現地スペインで物議を醸しているようだ。