イスラエルでブラジルとのレジェンドマッチが行われ、往年のスターが集結

　元ブラジル代表MFカカが“ハプニング”に見舞われた。現地時間29日、イスラエルのハイファで行われた同国とブラジルの平和を祈願したレジェンドマッチが行われ、元両国代表選手が出場。ブラジルからはFWロナウジーニョやDFロベルト・カルロス、FWリバウドらスターが集まり、2017年に現役を引退したカカも出場した。その試合中、イスラエル人の女性審判がカカに対して起こした思わぬ出来事が反響を集めている。

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　モデルの経験もあるほど甘いマスクと華麗なプレーで人気を博したカカは、サンパウロの下部組織から昇格して2001年にプロデビューを果たしている。日韓ワールドカップに出場した翌年の2003年にミランに加入すると、リーグ優勝やUEFAチャンピオンズリーグ（CL）優勝など数多くのタイトル獲得に貢献した。2009年にはレアル・マドリードに移籍し、戦いの場をスペインへと移した。怪我の影響もあってレアルでは大きな活躍をできなかったが、随所に素晴らしいプレーを見せていた。ミランへ復帰を果たした後はMLS（メジャーリーグ・サッカー）でプレーし、2017年に引退を決意した。

　そのカカはイスラエルで行われた親善試合にブラジルのレジェンドとして参加。4-2の勝利に貢献する一方で、試合中に起きた出来事に注目が集まっている。イスラエル紙「タイム・オブ・イスラエル」によると、この一戦の主審を務めたのは同国出身の女性主審リラーク・アスリン氏だ。アスリン主審は後半5分、カカがドリブルで駆け上がるなか、突如笛を吹いてプレーを中断。すると、胸ポケットからイエローカードを出し、カカに“警告”した。周囲が不思議そうにしていると、アスリン主審はポケットからスマートフォンを取り出して、カカにまさかのセルフィーを促した。

　これに快く応じたカカ。英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」が公式インスタグラムに投稿した動画には「これは今まで見たことない！」「サッカーは時々あなたのために留める必要があるね！」「その機会は私も欲しい」「とっても可愛い」「キッチンの上に掛ける写真かな」「さすがレジェンド」など世界中からコメントが並んだ。

　レジェンドが集う親善試合のなかで、カカの優しい一面が垣間見えた瞬間だった。