「マスタークラス」 エジル、リバプール戦の躍動に英メディア賛辞「ベストプレーヤーと証明」
不遇のエジル、リーグカップのリバプール戦で先発出場 トップタイの評価を獲得
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルは現地時間30日に行われたリーグカップ4回戦のリバプール戦(5-5、PKスコア4-5)に先発出場し、65分間プレー。アシストを記録するなどゴールに絡む活躍を見せた。プレミアリーグでは出番を失っていたレフティーはリバプール相手にも持ち前の技術を発揮。「今でもアーセナルのベストプレーヤーであることを証明」などと賛辞を浴びている。
両チーム合わせて10得点が生まれた試合は、前半6分にアーセナルのドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィのオウンゴールで均衡が破れた。
しかし、アーセナルもすぐに反撃。同19分には右サイドからエジルの丁寧なラストパスを送ると、ゴール前でフリーだったFWブカヨ・サカがダイレクトシュート。GKに防がれるも、こぼれ球をウルグアイ代表MFルーカス・トレイラが押し込んで同点とした。さらに同26分と36分には立て続けに18歳のFWガブリエル・マルティネッリがゴールネットを揺らしてリードを広げた。
1点を返され、3-2で迎えた後半9分には、エジルが技アリのアシストを決める。MFエインズリー・メイトランド=ナイルズがペナルティーエリア内でMFジェームズ・ミルナーからボールを奪うと、ゴールラインを割りそうになったボールをエジルがバックヒールで残し、それをメイトランド=ナイルズが押し込んで、4点目をゲットした。
この後もお互いにゴールの応酬で、アーセナルはMFジョー・ウィロックが1得点、リバプールはイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンの強烈ミドルとベルギー代表FWディボック・オリギの2ゴールが生まれ、5-5で90分が終了。そして決着はPK戦にもつれ込み、粘り強さを見せたリバプールがPKスコア5-4で勝利を収めた。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」の選手採点では、これが今季公式戦3試合目の出場だったエジルが、それぞれ2得点を決めたアーセナルのマルティネッリとリバプールのオリギと並ぶトップタイ評価の8点を獲得し「マスタークラス」と称された。
英紙「ザ・サン」でも「メスト・エジルはリバプール戦で、依然としてマスタークラスを持ったアーセナルのベストプレーヤーであることを証明した」との見出しで報じられ、エジルが絶賛されている。メイトランド=ナイルズへの絶妙アシストで見せたバックヒールは「自信に満ちあふれていた」とも記されている。
ウナイ・エメリ監督の下で出番を激減させるなど受難の時を過ごしている31歳のエジルだが、その実力が錆びついていないことを強烈にアピールした。
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(FOOTBALL ZONE編集部)