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“天才”マラドーナ、伝説の“神リフティング”動画に反響 「史上最高!!」「別次元」
59歳の誕生日を迎えたアルゼンチンの英雄 スペイン紙が全盛期のウォーミングアップ映像を公開
元アルゼンチン代表の英雄で、20世紀のサッカー史にその名を刻んだディエゴ・マラドーナは30日、59歳の誕生日を迎えた。偉大なレフティーの誕生日を祝い、FIFA(国際サッカー連盟)をはじめ過去に所属したクラブやリーグなどがSNSでメッセージを送っているが、スペイン紙「AS」は全盛期のとある試合前のウォーミングアップの映像を公開。リズムに乗りながら次々と妙技を繰り出すマラドーナの技が、ファンの間でも反響を呼んでいる。
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アルゼンチン代表の“10番”として、1986年のメキシコ・ワールドカップ(W杯)を制覇。「5人抜きドリブル」や「神の手」など数々の伝説を残したマラドーナは、クラブではバルセロナ在籍後の1984年から91年までナポリに所属し、2度のセリエA制覇などチームに黄金時代をもたらした。
もっとも90年代以降は薬物使用問題などピッチ外でのトラブルが続き、現役引退後も過激な言動や激太りなどで話題を振りまいてきた。アルゼンチン代表をはじめ監督業にも挑戦してきたが、現在率いるヒムナシア・ラ・プラタを含めて、現役時代のようなインパクトを残すことはできていない。
それでも多くの人々にとって、いまだ現役時代のプレーは“神格化”されている。59歳の誕生日を迎えた30日、スペイン紙「AS」は公式ツイッターで、元スペイン代表MFジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)の「神だった」などの言葉とともに1本の動画を公開。それは全盛期のマラドーナが、試合前のウォーミングアップで行った伝説のリフティング映像だった。
会場に流れる大音量の音楽に合わせて、体を小刻みに揺らしながらステップを踏むマラドーナは、飛んできたボールを吸い付くような“神トラップ”で左足に収めると、そこからワンマンショーが開演。ボールを足の甲、太もも、肩、そして頭に乗せながら、次々とリフティングの美技を繰り出していった。
お手本とも言うべきキックやトラップの技術、そして何よりも全身でサッカーを楽しむ姿に、ツイッターの返信欄でファンが反応。「絶対的なアイドル」「史上最高!!」「ウォームアップを見るためだけに私はチケットを買う」「天才!!!!!」「別次元」といった声が上がっていた。
ブラジルの“王様”ペレや、アルゼンチン代表の“後輩”であり“教え子”でもあるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)との比較論は、これまで何度も世界中で議論されてきたが、往年のファンにとっては今もマラドーナは別格の存在。その脳裏には、偉大なプレーの数々が今も焼き付いている。