練習での好アピールが”修繕屋”の心をつかむ

「練習で私は慎司を見ていた。彼はとてもスマートだった。前線のスピードを上げるためにどんなことを見せてくれるのか、楽しみにしていた。それが私がウジョアではなく、岡崎を選んだ理由だ。彼はペナルティ（PK）を獲得し、ゴールも決めた。いい仕事をしてくれた」

　岡崎は練習での好アピールによってイタリア人監督の心を再びつかんだ。前半27分には相手エリア内でDFフネス・モリのファウルを誘い、PKをゲット。アルジェリア代表FWマフレズがこれを冷静に決めて、先制点も演出していた。

　「修繕屋」の異名を取る指揮官のハートをがっちりと掴んだ岡崎は、定位置奪回に向けて前進したようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images