「彼は362億円の価値がある」 19歳の“新たなピルロ”、ブレシア会長が売却を否定
ブレシアの新星トナーリ アトレチコ、PSG、マンCなどビッグクラブが熱視線
イタリア・セリエAのブレシアの会長を務めるマッシモ・チェッリーノ氏は、アトレチコ・マドリードやパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・シティといったビッグクラブから狙われる「新たなアンドレア・ピルロ」ことイタリア代表MFサンドロ・トナーリについて言及し、「彼は3億ユーロの価値がある。つまり、売りたくないということだ」と売却を否定した。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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19歳のトナーリは、2017年にブレシアのトップチームに昇格。昨季はチームの主軸の1人として活躍し、ブレシアのセリエB制覇とセリエA昇格に大きく貢献した。今季はここまでリーグ戦9試合に先発出場。先日のジェノア戦ではセリエA初ゴールを奪い、10月にはA代表デビューを飾るなど、「新たなアンドレア・ピルロ」として存在感を高めている。
一躍、イタリアの新星としてその名を高めているトナーリ。ブレシアのチェッリーノ会長は「イタリアのビッグクラブはすべて興味を持っている」と語り、多くの関心が寄せられていることを明かした。ただ、チームとしては売却の意思がないことも改めて主張している。
「アトレチコ、PSG、シティから関心があるが、私の考えとしては、彼はブレシアの主役として残ったほうがいいだろう。先日、彼の代理人と両親が、5000万ユーロ(約60億円)の評価について聞いてきた。私は、彼が3億ユーロ(約362億円)の価値があると答えたよ。つまり、売りたくないとね。私には夢がある。サンドロが受け入れれば、契約を延長するために大きな財政的犠牲を払う用意がある」
またチェッリーノ会長は、トナーリの人間性について「彼の才能はすべての人に明らかだが、サンドロの真に特別なことは彼の笑顔だ。彼はサッカーをするのが大好きで、他のことは彼にとって本当に関心事ではない」と語り、その素晴らしさを明かしている。
多くのビッグクラブから関心を寄せられるトナーリは、今後どのような成長曲線を描いていくのだろうか。