公式戦3連敗で弱音を吐くファン・ハール マンUでの将来を「心配している」

昇格組にまさかの連敗 求心力の低下を危惧

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督がクラブでの将来について不安があることを明かした。今後の立場について「心配している」と本音を語った。英国営放送「BBC」が報じた。

 昨季王者のチェルシーが成績不振からジョゼ・モウリーニョ前監督との契約を解除し、新たにフース・ヒディンク監督を招聘したのに続き、”赤い悪魔”と呼ばれる名門でも監督交代の時が迫っているのかもしれない。ユナイテッドも19日のリーグ戦では、前節のボーンマスに続き、またも昇格組のノーウィッチ相手に1-2で敗れる不覚を取った。公式戦3連敗、6試合勝利から遠ざかり、プレミアリーグでは5位に後退している。

 UEFAチャンピオンズリーグでも決勝トーナメント進出を逃したことで、オランダ人指揮官は数多くのバッシングを受けている。低調なパフォーマンスが続くことで、自身の立場についても「もちろん心配している。監督にとって信頼されることが一番重要なのは分かっている」と、求心力の低下を危惧(きぐ)している。

 今後、改善に向けてさらに時間が与えられるのかと報道陣から聞かれた際にも、「そうあってほしいと思うが、分からない。この世界では何が起こるのか、誰も知ることはできない」と言葉を濁し、いつものキレのある返答はなかった。チェルシーを退任したモウリーニョ前監督、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督との接触も噂されるなど、64歳の指揮官は苦境に立たされている。

 

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