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香川真司がローマ戦後に今季にかける思いを激白 「自分がやれること、チームのスタイルにチャレンジしていきたい」
当たりの激しいプレミアで「ボランチ香川」がどこまで通用するか
ローマ戦でファンハール監督の敷いたフォーメーションは3-4-1-2システム。トップ下は1枠しか存在しない。その位置ではこの日1得点1アシストしたスペイン代表MFファン・マタが先発候補だ。
香川はファンハール監督から現在ボランチのポジションでのみテストされ、適正の見極めを受けている。「10番タイプが多すぎる」とチームの現有戦力のバランスに不満を露にしている指揮官は、香川のトップ下起用にそうそうに見切りを付けているのだろうか。ゴール前で違いを生み出す攻撃面のクオリティこそが香川の強みだが、ボランチというポジションでは弱点とも言える1対1の対応など守備面での不安が顕在化するかもしれない。
「技術的なところで、中盤でボールを受けて展開するところだったり、前に出ていくプレーが求められていると思う」
香川がそう話すように、この日も鋭い縦パスを出したり、機を見てドリブルをしたりと、アクセントを作り、ゲームメーカーとして光るプレーを見せた。屈強なアスリート揃いで、しかも、レフェリーがほとんどのコンタクトプレーでファウルを取らないプレミアで、「ボランチ香川」はどこまで通用するのか。昨季デイビッド・モイーズ監督時代に出場機会を失い、ブラジルワールドカップでの不振、そして、ボランチ転向と苦境が続いているが、日本のエースは新たな挑戦に前向きな気持ちでいる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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