- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 沈黙したドルトムント香川 5戦ぶりフル出場も痛恨の逆転負けで、独紙採点は及第点に届かず
沈黙したドルトムント香川 5戦ぶりフル出場も痛恨の逆転負けで、独紙採点は及第点に届かず
リーグ前半戦最後となるケルン戦で輝けず
ドルトムントの香川真司は、19日のブンデスリーガ第17節ケルン戦で5試合ぶりとなる先発フル出場を果たした。しかし、得点に絡めず、印象的なプレーも少なく、地元メディアの採点は平均を下回るものばかりだった。チームも前半戦最終戦となる一戦を1-2で落とした。
ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」の採点(1が最高。6が最低)で、香川は平均を下回る4点だった。トップ評価は主将DFフンメルスで2.5点。背番号「23」を背負う日本代表MFは、後半開始と同時に途中出場したMFベンダー、失点につながるキックミスを犯したGKビュルキと並ぶ評価だった。先制点をもたらしたDFソクラティスも3.5点と、チーム3位タイの評価にとどまっている。
「ビルト」紙では、香川は主将DFフンメルス、先制点を決めたDFソクラティス、MFムヒタリアンと並びチーム2位タイとなる3点。中盤でバランスを取っていたMFバイグルが最高の2点だった。
「レヴィア・シュポルト」紙でも香川の評価は4点。この試合、決定機と言えば後半にギンターの右クロスを頭で合わせたシーンだが、うまく合わせられず力のないシュートはゴール左へ外れていった。
ドルトムントの「小さな魔法使い」は11月8日のシャルケ戦以来5試合ぶりに先発フル出場を果たしたが、インパクトを残せないまま試合終了のホイッスルを迎えた。5日のヴォルフスブルク戦(1得点)、13日のフランクフルト戦(1アシスト)はいずれも途中出場でジョーカーとしての役割をこなした香川だったが、ホームの声援を力に変えたケルンを前に沈黙した。チームも4試合ぶりの黒星で、前半戦最終戦を勝利で飾ることはできなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images