ケイン、最強DFファン・ダイクの“鉄壁論”に持論 「素晴らしいDFだが無敵ではない」
ケインはあくまで“チーム戦”と主張 「リバプールも無敵ではない」
トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインが、リバプールのディフェンスリーダーに君臨し、今年度のバロンドール受賞も期待される“現代最強ディフェンダー”のオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクについて「無敵ではない」と持論を展開した。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。
トットナムは昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でリバプールと対戦。0-2の完敗で惜しくもトロフィーを逃した。そして、現地時間27日に敵地で行われたプレミアリーグ第10節ではCL決勝以来の対決が実現したが、ケインの先制ゴールも虚しく、1-2で逆転負けを喫している。
そのリバプールの守備陣を牽引しているのがファン・ダイクだ。チームの15シーズンぶりとなるCL制覇に大きく貢献し、UEFA男子最優秀選手賞、イングランドのPFA年間最優秀選手賞を受賞。名実ともに世界最高のセンターバックとして高い評価を受けた。DFの選手としては、2006年の元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ以来となる13年ぶりのバロンドール受賞も期待されている。
だが、ケインはファン・ダイクについて、「素晴らしいディフェンダーだが、無敵ではない。そして、リバプールも無敵ではない」と語っている。
「ストライカーとして、ピッチでは1対1の対決ではなく、もっといろんなものが絡んでくる。ファン・ダイクは素晴らしいディフェンダーで、彼はリバプールでファンタスティックな数年間を過ごしてきた。だから、私からすれば、自分らしいゲームや動きをし、走って、ゴールを決め、アシストをする努力をするだけのこと。結局はチーム戦なんだ。全員がその試合に参加するべきで、それが一番の目標だ」
両者がリーグ戦で次に顔を合わせるのは来年1月。果たして、トットナムはホームでリバプールから勝利をつかみ取ることはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)