アーセナル主将、ブーイングのファン煽り物議 「失せろ」と暴言か…主将剥奪の可能性も

アーセナルMFグラニト・ジャカが暴言発言か【写真:Getty Images】
アーセナルMFグラニト・ジャカが暴言発言か【写真:Getty Images】

交代を命じられた際にホームファンからブーイング 「失せろ」と暴言か

イングランド・プレミアリーグのアーセナルは現地時間27日、リーグ第10節クリスタル・パレス戦に臨み、2-2で引き分けた。ホームで2点リードを追い付かれる展開で、途中交代となったスイス代表MFグラニト・ジャカはブーイングを浴び、苛立ちを露わに。「失せろ」と発言したと報じられ、物議を醸している。

アーセナルはリーグ戦前節でシェフィールド・ユナイテッドに敵地で0-1の敗戦。ホームに戻った今節は前半9分までにギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスとブラジル代表DFダビド・ルイスが得点を挙げ、早々に2点のリードを奪う。しかし前半のうちに1点を返されると、後半7分には同点弾を決められ、勝ち点3を得ることはできなかった。

この試合で問題となっているのが、アーセナルのキャプテンを務めるジャカの行動だ。後半16分、勝利のために得点の欲しいアーセナルのウナイ・エメリ監督は、ジャカに代えてFWブカヨ・サカを投入。この際、アームバンドを外してゆっくりと交代しようとするジャカに対して、ホームファンからブーイングが飛んでしまう。反応したジャカはファンを煽るような仕草を見せると、ユニフォームを脱いでベンチではなくロッカールームへと下がっていった。

 英紙「ガーディアン」などが報じるところでは、ファンを煽る際のジャカの口は「失せろ」と発するように動いていたという。試合後、エメリ監督は「ジャカは間違いを犯した」と認め、「彼と話さなければならない。あの反応は間違っている。ファンがいるから我々はここにいる。称賛される時も批判される時も、常にリスペクトを持たなければならない」とジャカの振る舞いに厳しい見方を示した。

 また、英紙「ザ・サン」は「グラニト・ジャカは暴言によってキャプテンを剥奪されるかもしれない」と見出しを打ち、エメリ監督のコメントを詳報。「今はキャプテンについて話す時ではないが、選手たちとはプレッシャーへの対処について話し合っていく」というコメントに注目し、ジャカの立場が危うくなる可能性を指摘している。

思うような戦いができない苛立ちにファンからのブーイングが加わり、“爆発”してしまった形のジャカ。今後の動向に注目が集まっている。

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